モルモット

モルモット, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1011375 / CC BY SA 3.0

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モルモット(学名: Cavia porcellus、英: guinea pig、蘭: cavia)は、テンジクネズミ属の一種。
南米に生息するテンジクネズミ科の野生種が古代インディオのもとで家畜化された種である。
温和で比較的飼いやすいため、愛玩用、実験動物として養殖されている齧歯類。
日本語で言う「モルモット」は、マーモットを意味するオランダ語「マルモット (marmot)」に由来する。
1843年最初に長崎に天竺ネズミを持ち込んだオランダ商人がマーモットと勘違いしたことから生じた呼称である。
オランダ語では普通 cavia と言うが、日本ではオランダ商人の語弊が広まった。
また、英語やオランダ語で言う「marmot(マーモット)」は、山に生息する他の齧歯(げつし)動物、リス科マーモット属、山鼠またはウッドチャックを意味する。
頭長が大きく無尾。
前足に4本、後ろ足に3本の指を持つ。
雌雄とも乳房は1対である。
体長は約20-40 cm、体重は0.5-1.5 kg。
染色体数:2n=64本。
胎生期から乳歯を持つが切歯は出生前には吸収されてしまう。
永久歯の歯式は切歯2(1/1 0/0 1/1 3/3)の20本。
40日齢までに永久歯に生え変わり歯根は開放式で一生延びる。
体毛は体表に産毛がある程度。
換毛は年2回。
盲腸の発達が顕著で、腸の半分近くを占め、繊維質は盲腸内細菌、原生動物によって消化を行う。
Lグロノラクトンオキシターゼを持っておらず、ビタミンCを外部からの補給に頼っている。
寿命はおよそ5-7年と言われている。
排卵後黄体が形成される完全性周期性の動物であり、16日~19日という性周期中の発情期にだけ膣が開口しその他では膣閉塞膜により膣口は閉じる。
しかし、膣口の閉鎖はもぐらにみられるような完全なものではない。
原産地は南米(ペルー南部、ボリビア南部、アルゼンチン北部、チリ北部)。
古代インディオのもとで野生種が家畜化された種である。
元々アンデスのような乾いた高地の穴の中で生息しており、高温多湿に弱い。
野生では夜行性で集団行動を基本としていた動物でオスには階級性がみられる。
モルモットが健康を維持できる気温は17℃から24℃とされている。
限界温度は10℃から30℃と言われている。
  ポップコーンジャンプと呼ばれるモルモット独特の跳躍をする。
ただ通常は30 cm程度の壁があれば跳び越えることはできない。
性格は温和で好奇心も旺盛、ただし用心深く、聞き慣れない物音に敏感で、警戒中はケージの隅に集まったりする。
急激な環境変化が生じると食餌や飲水を行わなくなることもある。
また、ストレスによって消化不良を起こしやすい。
モルモットは草食動物なので、基本的に主食は牧草や野草である。
その他、野菜や果物なども食べる。
胃は単胃。
腸は十二指腸、空腸、回腸を明瞭に区別できない。
繊維質の消化には盲腸及び結腸内の腸内細菌叢が不可欠でウサギと同様に食糞する習性も持つ。
また、体内でビタミンCを合成することができない(後述)ため、飼養する場合にはこの点も考慮し、タンポポ、新鮮な野菜や果物を十分与える必要がある。
飼育する場合は、専用のペレットが販売されているので、牧草、野菜類と併用して利用するのが良い。
与えてはいけない物は、ニラやネギ類、ニンニク、タマネギ類。
ヒマワリの種、トウモロコシは良く食べるが、たんぱく質や炭水化物、脂肪過多によって消化不良を引き起こす。
絶食には弱く、空腹になると腸内細菌が減少し、体調を崩してしまう。
また、体温調節のために多くの水を必要とするので、水は欠かせない(但し、水の多飲は下痢につながるので、高温にならないようにする方がよい)。
生後8時間の幼獣 ケージの広さは一頭につき一畳あれば理想的だが、定時的に散歩させればその半分でも飼育は可能。
設置場所は静かで直射日光の当たらない明るい日陰が良い。
風通しが良く、乾燥した所を選ぶ。
体臭は強くないが、ケージの掃除は毎日必要。
  日本であれば夏場の温度管理が重要で、ケージ床面が32℃を超えると生命に危険が及ぶといわれている。
そのため空調管理を行うか、ケージごと電気式の冷却板に載せておく必要がある。
夏場の体温調節は主に排尿に頼っていることを知っておかないといけない。
また、生まれつき高いところが苦手で、他の齧歯類ならば落下しても問題ない高さであっても、落ちると骨折することがある。
人に良く…

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